「京都で一番好きな場所」って言ったって、ほんまこういう質問が一番難しくてですねぇw。
そりゃ京都に生まれ育って33年目ですから、好きな場所なんて山のようにあるわけで。
でも、今回は時季的にもピッタリな僕の個人的な一番をご紹介させて頂きたいと思います。(´ー`)

僕がこの時季にオススメするのは…

7月17日夕刻、
祇園祭のお神輿(みこし)が始まる、
その時の八坂神社本殿前境内

もうかれこれ10年目になりますか。
僕は毎年八坂さんのお神輿を担かせて(かかせて)もらってるのですが、
なんとなく一般的には「祇園祭=山鉾巡行」なイメージがある中、
神輿の担き手(かきて)たちは
「こっちは神さんが乗ってはるねん!こっちが祭りの本番やでっ!」
というアツい想いですでにハイテンションな朝を迎えています。

7月17日の午前中からとり行なわれる山鉾巡行はとても雅やかな雰囲気ですが、
夕方からの神幸祭(しんこうさい・神輿が出るこの日の祭事のこと)、
神輿渡御(みこしとぎょ)はうってかわってやっぱり男の華。

午後5時ぐらいになりますと、
八坂さんの境内には白い法被(はっぴ)・猿股・股引に地下足袋を履いた数百人の担き手が集まってきて、
三基の神輿の出発の準備が始まります。

ひとつめに神社を出てゆくのは「素戔嗚尊(スサノヲノミコト)」がお乗りになる中御座、三若神輿会(しんよかい/みこしかい)の担当、
ふたつめの「櫛稲田姫命(クシイナダヒメノミコト)」の東御座は四若神輿会の担当。
そしてトリが「八柱御子神(ヤハシラノミコガミ)」の西御座、錦(錦市場)神輿会の神輿で、僕はここの担き手です。

中御座の神輿の準備が整ったら、
三若みなさんが「ほいっとー、ほいっとー!」のかけ声とともに神輿をシャンシャン鳴らして境内を出て行く。
次の東御座、四若のみなさんも「ほいっとー、ほいっとー!」と出て行く。

この間、僕ら錦の担き手は順番を待ちつつ
「おー!三若頑張ってるなぁ!」とか「四若、さすがやな!」とかなんだかんだ喋りながら、
いよいよ自分達の番に向けて体がアツくなってくるんですよね。

そしていよいよ自分たちの番。

神輿の長柄(担ぐ棒の部分)に肩を入れて、
「よーさっ!」と持ち上げた瞬間、
「うっしゃ今年も行くでぇーっ!」…ってね。

この時の境内の中はもちろん一般のお客さんも入れますし、
みなさん三基の神輿と担き手たちの熱気で興奮状態。
「血が騒ぐ」というのはコレのことか!…というのを感じられる、
オススメのその時、その場所です。

僕は今年も参ります。

みなさんもぜひ!(^∀^)

風呂敷いろいろ
京都 掛札 三代目(兄)

掛札 英敬